5月10日 給食 炒り大豆茶飯(能勢町 伝えたい行事食)

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本日の給食は、炒り大豆茶飯、鮭の塩焼き、若竹汁でした。炒り大豆茶飯は田植えをする時期に食べる能勢の郷土食です。

今、能勢のあちこちで田植えの準備がおこなわれています。今年の5年生も先日、地域の方のお世話になって、もみだねをまいて田植えの準備を始めたところです。

今でこそ田植え機での田植えが当たり前ですが、昔は手で苗を植えていました。早苗(さなえ)開きを「さぶらき」の日と呼び、農家にとっては祝意に満ちた豊作祈願の厳粛な日とされていました。

この「さぶらき」の日に、炒り大豆茶飯を炊き、ホウの葉で包んでつなげたものを、栗の木の枝につるすなどして田んぼの水門口の「おとし」に立て並べて田の神様に供えました。

炒り大豆茶飯。能勢町のご家庭で、この行事食を田植え時期に作られて、今もその風習を続けられておられるところをしりたいです。児童生徒にも聞いてみたいと思っています。

更新日:2022年05月11日 14:02:07