地域の方の協力で ささゆりを育てよう 環境委員会

IMG_0693.JPG

IMG_0695.JPG

IMG_0705.JPG

●今年、委員会活動の一環として5年生から9年生までの環境委員会が義務教育学校の学校名にもなっている「ささゆり」を育ててみたいという提案がありました。長年、能勢町の町花である「ささゆり」の栽培を続けておられる古賀靖義さんと西河巧さんにお越しいただきました。

●6月1日(水)お昼休みの短い時間を利用して、種まきから開花までの期間、種のこと、土づくり、成育環境などについていろいろと教えていただきました。

●花が咲くまで5年以上 
・種を植えて花が咲くまでに5年以上かかる。
・とても根気がいる。
・3月に種を植える。
・深い鉢を用意する。
・草引きはピンセットで行うとよい。
・直射日光があたりにくい日陰の場所で育てるとよい。

●動物が大好きな ささゆりの芽や根 
・鉢で3年ぐらい育てた後、株分けして地植えするとよい。ただし、ゆり根はモグラやイノシシなどの動物の好物なので食べられない工夫をする。
・シカが芽、イノシシが球根を食べる

●土はやせた土が最適
・土はやせた土に培養土を1割混ぜる
・表土には芽が出やすいようなフカフカの土を入れる
・学校では桜の木の下の土がいい。

●ささゆりの由来は?
・ささゆりの名前の由来は、ささのような葉っぱの形をしたゆりなので「ささゆり」と名がついた。

●夢は 能勢の里山にささゆり再生を
・最近は、山の手入れをしないので、どんどん、数が減り、今ではほとんど野生種を見なくなった。
・数年前、里山を復活させるために、下草刈りや間伐材処理を丁寧にしてきた山には、ささゆりが咲くようになった。
・夢は、能勢町の子どもたちや地域の人たちの手で、里山を守り、ささゆりが復活させることができたらうれしい。

●昨年は、古賀さん自宅で育てておられる鉢植えのささゆりを10日間ほど学校で3鉢お借りし、図工の時間に絵をかいたりさせていただきました。

●今年の環境委員会のメンバーと担当教職員でささゆりを育てていくこととなりました。

●古賀さんから令和2年3月20日に巻いた2年目株を鉢ごといただきました。また、ささゆりの種もたくさんいただきました。写真に写っている花の中に約250粒の種が入っているようです。

●ささゆりの栽培は、大変難しいと伺っています。今年の環境委員会がはじめたことが少しでも広がり、数年後に学校で花が咲くことを願いながら取り組んでいきましょう。


更新日:2022年06月02日 15:35:35