4・5・6年生 認知症サポーター養成講座 受講

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●11/30(水)認知症キャラバン・メイトのみなさんと能勢町役場福祉課のみなさんが、本校の4年生(4限)・5年生(3限)・6年生(2限)対象にそれそれ1時間ずつ、「認知症ってなあに?」の出前授業をしてくださいました。

●能勢町では、毎年4年生になれば必ず「認知症」について学習することにしていましたが、コロナ禍で2年間、キャラバン・メイトを招くことができませんでした。学習していない5年生、6年生にもそれぞれ、1時間ずつ授業をおこなっていただきました。

●高齢者の6人に1人が認知症の疑いがあると言われています。能勢町に置き換えると推計700人となります。能勢ささゆり学園の児童生徒が認知症について正しい知識を知り、適切な対応ができるようになれば、もし、自分の家族が認知症になったとき、また、自分自身が将来認知症になったときも、この町で安心して暮していけると思います。

●キャラバン・メイトさんが5人の登場人物の役で朗読し、能勢町福祉課職員さんがパネルシアターに物語の内容を整理して、人物・場所・状況・メッセージをわかりやすく工夫して伝えてくださいました。

●認知症は、様々な原因で脳の細胞がしんで脳全体が縮んでしまったり、働きが悪くなったりするためにおこる脳の病気によるものです。ものわすれがひどくなったり、できていたことができなくなったり、今までのような生活をおくれなくなります。

●認知症になるとおこる症状は、以下のとおりです。
・おぼえられない
・わすれてしまう。
・時間や月日、場所、人がわからなくなる。
・考えるスピードがおそくなる。
・新しい機械がつかえなくなる
・計画が立てられられない、計画どおりにできなくなる……。

●環境や周りの人の接し方で状況が変化することもあります。
「また、失敗!」ととがめると、ますます元気がなくなります。症状の悪化が急速にすすみます。「だいじょうぶだよ」と、わかってあげると、症状が改善し、すすみ具合がゆるやかになります。認知症の症状になった人は、自分がおかしくなっていると感じ、だれよりも苦しんだり、なやんだり、かなしんだりしています。
●だから、まわりの人が、認知症の人の不安な気持ちを感じ取ったり、何に困っているかを見てとり、助けてあげることが大切です。やさしく声をかけたり、手をかしたりする人が町じゅうにいれば、認知症になっても安心して暮らしていくことができます。

●認知症の方への対応の仕方 キーワードは「ゆ・め・み・え・た」
ゆ・・・ゆっくりと
め・・・目をあわせて
み・・・見守って
え・・・笑顔で
た・・・端的に

●児童の感想(抜粋)
・認知症の人は大変だと思いました。なぜかというと、認知症の人は、ものわすれやどこにおいたかわからなくなったりしてしまうんだなと思いました。
・認知症だと思う人には、やさしくする。年をとっておじいさんになったとき、やさしく接してもらったら、ホッとします。
・認知症の人には、どなったり、おどろかせたりしないようにしたいです。
・「ゆめみえた」のおかげで、どう接したらいいのかわかりました。
・出かけるときは、オレンジリングをつけて出かけたいと思います。
・パネルでやってくれて本当にわかりやすく、認知症になったらこういうことがあるんだなと思いました。
・もし、私の周り、周りじゃなくても認知症の人を見つけたら、「ゆめみえた」を大事にして、認知症サポーターとして正しく接しようと思いました。
・能勢町にも意外とたくさんの認知症の方がおられるのを初めて知りました。
・認知症の方には、強くきつく言うのではなく、優しく、笑顔で目を見て話してあげようと思いました。

●認知症サポーターキャラバンメイトと能勢町福祉課職員の方々、貴重な機会を与えてくださりありがとうございました。これで本校の9年生から4年生までの児童生徒たちが認知症サポーターとなりました。

●まちのどこかで認知症の方々と接し「ゆめみえた」が当たり前にできるようになれば、未来は安心できると思います。そんなすてきなまちを皆さんがつくっていってほしいです。

更新日:2022年12月02日 16:08:15