学校博物館の展示物 リニューアル。能勢町役場の生涯学習課の方々にお世話になりました。 

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能勢の学校博物館は本校2階に令和2年4月にオープンしました。計画をはじめてから完成まで3年。子どもたちにできるだけ多くの「ほんもの」を手に取って観察し、学んでもらうために、「三白三黒」の実物、オオサンショウウオやマムシの実物標本、動物や鳥たちのハクセイ、蝶やトンボ等の珍しい昆虫、たくさんの鉱石など、約80点の標本が集められています。

140年の歴史と伝統ある能勢町の旧6小学校、60年の歴史ある旧2中学校、旧大阪府立青少年野外活動センターに保管されていた多くの博物標本をささゆり学園にもってきました。近所の大工さんにお願いして、なじみのある能勢材を使った木目調の壁や展示棚を作り、旧学校の理科室や廊下、玄関にあったなじみのある棚、ケース、展示物等も運び込み、ニスを塗り直して設置し直しました。その中には当時の小・中学生と先生方が学校のまわりで集めた標本など、地域の自然のうつりかわりを知ることができる貴重なものもあります。また、博物館には珍しい昆虫関係の図書も展示しており、子どもたちが座ったり、寝転んだりして、観察や読書ができるスペースも設けています。

この度、4月28日、能勢町役場生涯学習課職員の方々によって、展示物のリニューアルをしていただきました。新たに加わった展示物は、能勢の生き物マップ、学びの丘いきものマップ~ささゆり学園の住人たち~、銀寄栗の特徴やクイズ、栗林の生き物マップ、生物多様性を守る宣言などです。

能勢ささゆり学園に通う児童生徒は9年間同じ学び舎で過ごします。小学1年生から中学3年生まで、能勢町の自然、環境、文化、歴史に触れて学んでいきます。博物館で学んだり、実際に地域へ出かけてフィールドワークしたり、地域の方々や能勢をこよなく愛する能勢ファンの専門家から、いっぱい教えていただきます。そして自分たちからも保育所や幼稚園、高校生、保護者や地域の方々、ほかの地域の学校などにもどんどん発信して、能勢のよさを知り、学び続けることに誇りを感じてほしいです。能勢で生まれて、能勢で育ってよかった……と思えるように。そして、自信をもって生き続けてほしいと願っています。

更新日:2021年04月30日 14:27:08