2023 始業式 こんな子どもに! こんな学校に! 

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ここにいるすべての能勢ささゆり学園の子どもたちと教職員に今年の学校教育目標についてお話します。

●1つ目は、「自律」です。
まずは人の話をよく聴きましょう。そして、失敗してもいいからやってみることが大切です。やってみないと何も始まらない。よく見るからそれが何かがわかってくる。食べてみるから味がわかる。読んでみるから書いた人の考えがわかる。よく考えて、周りに流されず、自分で判断して自分で決める。 

●「やってみる」をいっぱい続けて、あきらめないで、やり続けていくと、いつの間にかできるようになる。勉強も遊びも趣味もあきらめない。そして、誰に対しても「あいさつ」ができるようになってほしいです。自分から進んで心がけてください。1年間やりきってください。

●2つ目は「尊重」です。
違いを認め合って人を大切にする。人の顔が全員違うように みんなの家族も性格も違っていて当たり前。だからこそ違いを認め合って相手を理解して大切にする。まず、お隣の席にすわっている子のことを大事にすることからはじめてください。認め合ってください。

●3つ目は、「創造」です。
毎日、授業があります。新しいことを学びます。新しいことを知ります。人間だから忘れることもあります。忘れないようにするには、自分なりの工夫が必要です。漢字を5回書いて覚える人もいれば10回書いて覚える人もいます。

●自分の長所と短所をよく知っているのは自分自身です。自分はサボりグセがあるから、「ゲームする前に宿題しよう」とか、スマホをすぐに触ってしまうから、あえて、「机に向かう1時間は電源を切ろう」とか、自分なりのやり方を見つけて「カタチ」にしてください。そして続けてください。創意工夫が大事です。見えることも見えないことも新しい課題に向かって自分に合う、学び方や生き方を見つけて自分なりの型をつくってほしいです。

●この学校教育目標について、子どもたちも教職員も、一人一人、クラスで、学年で、それぞれ関連させて、しっかり話し合って、1年間、この目標が達成できるように。日々の歩みを続けてほしいと思います。

●ここに植物の「新しい芽」の写真があります。学級園の近くで芽を出しています。なんだと思いますか?「ささゆり」です。鉢のプレートには令和2年3月9日と書いてあります。3年前に植えた種です。栗栖にお住まいの地域の方から鉢ごといただきました。3年経ってようやくささゆりの芽が出てきました。昨年、芽を出したかと思うと、葉が枯れました。でも、夏の暑さにも冬の寒さにも耐えてこのように芽を出してくれています。枯れてはいなかったのです。

●花を咲かせるまでに5年から8年かかります。このささゆりの花のように辛いことがあっても、ゆっくりでもいいから、じっくり自分なりの花を咲かせられるように、毎日を無駄にしないで歩んでほしいです。時間を大切に。着実に前に進めるように。あきらめないで努力してほしいと思います。

●去年から5年生から9年生の環境委員会でささゆりを種から育てています。長い年月になります。次代へ受け継いでいかないといけません。あきらめないで、みんなの力でお世話をしつづけてほしいです。

●すべての子どもたちとすべての教職員で、この1年、共に楽しく笑顔で学校生活を送りましょう。

●始業式後、前期課程の校内体制について教職員の紹介をしました。1年間よろしくお願いします。

更新日:2023年04月13日 07:24:45