阪神淡路大震災 29年目の今日  避難訓練実施

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●29年前の今日、最大震度7の阪神淡路大震災が発生しました。6434人の方が亡くなりました。その日を語り継いでいくために、本校では、毎年、1月17日に避難訓練をしています。今日の訓練は、学校で火事が起こったら、どのように逃げたらいいか。どんなことに注意して避難したらいいかの訓練をしました。

●火事がおこった場所は、東棟3階の理科室です。どこかわかりますか?東棟とは、みなさんの後ろ、後期課程の教室があるところです。太陽があがってくる方向が東なのでそう覚えておいて下さい。どこからどのように運動場へ出てきましたか?

●この学校は3階建てで、東階段、中央階段、西階段が3つあります。非常階段も東棟・西棟・共用棟にそれぞれ1つあります。今日は、東棟3階の理科室で火事があったので、「東階段・中央階段・児童生徒玄関・来賓玄関はつかわないで」という指示でした。教頭先生の放送の指示がちゃんと聞けましたか?火事が発生している教室近くの前や下は通らず、より安全な経路で先生の指示に従って避難したと思います。

●ここで考えてほしいのは、火事が、まず、どこで起きているか?今、自分はどの教室で勉強しているか?もし、西棟1階の理科室で火事がおこったら、どこから逃げたらいいか?

●もし、休み時間に火災が起きたら、どんな行動をとりますか?日頃から、自分でいろいろ考えて、いざというときどうするか?日頃から「自ら考え、判断し、行動する」ようにしていきましょう。

●火事は、起こる前に防ぐことができます。学校だけではなく、今日、この「いのちを守る10のポイント」(消防庁)のポスターを1年生から9年生の教室に掲示してもらいます。教室で担任の先生と防火・火災避難について話し合ってください。火災は家でも起こります。今日の火災訓練のことをお家でも話しあってください。

●火事の原因で最も多いのは、たばこ、たきび、ストーブ、こんろ、電気機器、放火となっています。

●4つの習慣・・・ねたばこをしない・させない、ストーブまわりで燃えやすいものをおかない、こんろを使う時に火のそばをはなれない、コンセントのほこりを清掃し不必要なプラグは抜く

●6つの対策・・・安全装置のついた機器を使う、火災報知器の点検し10年で交換、部屋の整理整頓、カーテンなど防火品の使用、消火器の設置、お年寄りや身体の不自由な人は避難経路と避難方法を常に確保しておく、防火訓練に参加、地域ぐるみで防災を

●1月1日、元旦能登半島で午後4時10分、最大震度7の大地震が起きました。校長先生は妻が石川県加賀市出身で地震が起きたとき、石川へ向かう高速道路の休憩場所にいました。石川には88歳のおばあちゃんが一人で暮らしています。家は石川県の南の方なので建物等の被害はありませんでした。1月1日の夜は、おばあちゃんと妻と子どもと一緒に過ごしましたが、余震がすごかったです。2日には、おばあちゃんを能勢に連れて帰ってきて避難してもらいました。

●今も石川県では、多くの小中学校、高校が休校になっています。輪島市の中学生が100キロ離れた白山市へ親元を離れて集団移住することも聞いています。先生の住んでいる地区では、石川県に義援金を渡すことが先日の初集会で話し合われ、すでに振り込まれました。

●私たちも、いつ起こるかわからない災害に対して、備えをして、今、被災地の支援等、小学生・中学生・教職員とともにできることを考えていきたいと思います。

●今日は、災害が起きたときにどのように対応するか?お家で話し合う日としてください。

更新日:2024年01月17日 11:18:46