しめ縄づくり 地域の先生 17名から教わりました

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●12月6日(火)3・4時間目にしめ縄づくりをおこないました。毎年、5年生は地元平野にお住いの大石さんの田んぼで作った稲わらを使ってしめ縄づくりを続けています。

●地域学校協働本部(ささゆりネット)の推進員さんが、地域ボランティアさんにお声がけしてくださり、総勢17名の方々にお世話になりました。5年生4人一組で10班に分かれてご指導くださいました。

●しめ縄づくりの材料は、長年お世話になっている中森さんが、片山の自宅周辺や剣尾山で収穫した飾り物を自前でご用意してくださいました。初めに中森さんから、しめ縄の作り方の説明がありました。
わら1本ではすぐにちぎれてしまうが、わらを2本・3本集めて縄をなうことでちぎれにくくなり、強度が増します。

●しめ縄飾りのいわれについて、説明がありました。
・「ウラジロ」…清廉潔白をあらわします。
・「ユズリハ」…家族の命のつながりをあらわします。
・「ダイダイ」…代々栄えるように。今年は収穫できなかったので「金柑」で代用しました。
・「マツ」…常緑樹として、冬でも緑をたやさない。長寿を象徴とする木です。古代から神が宿っていると信じられてきた樹木です。
・「ナンテン」…冬に真っ赤な実をつけるナンテンの木。魔よけの効果があると信じられてきた木。鬼(邪気)が入ってこないように飾り付けられてきた樹木です。

●子どもたちの質問や感想です。
・しめ縄を飾る場所は、どこですか?
→なるべく玄関がいい。

・金柑は食べてもいいですか?
→食用なので大丈夫。金柑は皮を食べるといわれています。

・しめ縄づくりは、上手になるまで、どれぐらいかかりますか?
→小学校の3年生の時から作っていますが、だんだんとうまくなっていきます。

・飾り物の松は、どうして選んでいますか?
→松竹梅はどれもおめでたいときに使いますが、季節に合わせて「松」を使っている。
・やる前は難しいと思ったが、実際に作ってみて楽しかった。
・もっと太いものを作りたいと思った。

●ボランティアさんの感想です。
・一緒に楽しくできました。
・時間内にできてよかった。
・子どもたちとふれあって、素直でかわいいと実感しました。
・教えるのは難しいので、1時間くらい早めに集まって練習してからとりくみたい。

●米づくりには「88」(米という字は、八と十と八からできている)の苦労があると言われています。米農家さんに田おこし、あぜぬり、水の管理、草刈り、雑草抜き、脱穀、追肥等、数々の作業をしていただいています。子どもたちに少しでも「米」や「農業」や「能勢」等に興味関心を持ってほしいという願いがこめられています。

●旧小学校で続けてきた米づくり学習が学校再編後も地域の方々にお世話になりながら、継続できているのは、正しく地域の方々のおかげです。育苗、田植え、草取り、稲刈り、お米の調理実習、しめ縄づくり……。米づくりを通じて「食」「農業」「水」「主食」「食糧」「日本の伝統文化」「農業の担い手」等に関する学びがいろいろ体験できます。

●地域とともにある学校、能勢ささゆり学園の魅力の一つです。

更新日:2022年12月13日 09:56:01